先週の補足(この1週間を振り返りつつ)

piraです。

今回のブログは先週の補足的な感じで。

いや、予告では「あまり重たい記事書きたくないな……。」なんて言ったりして、

「ハースストーンの記事を書くぞ!」って躍起になっていたのですが、

レジェンド帯でなかなか勝てず、モチベーション自体が落ちていったのと、

この1週間自分は何がしたいのかを考えた時に、

「ゲームの事なんか考えてる場合じゃない!」と思い、結局書くのをやめました。

とは言っても、重たい記事ばっか書いてると「硬派で読みづらい」とか思われそうなので、本とか映画とかのレビューもしたいし、ゲームの話なんかもしていきたいです。

あとは小説書いたり……。(嘘)

まあ前置きはこの辺にして、そろそろ本題入ります。

補足

さて、先週は例のアレの日*1だったという事もあって、6000字超の文章を書いたわけなのですが、

pira365.hatenablog.com

 これに関して随分と反響がありました。本当にありがとうございます。

ただ、一方で自分の思っている事とは違うような解釈をされたのかなあとふと感じた事もあり、補足と言う形で改めてあのブログで自分は何が言いたかったのかをこの1週間を振り返りながら語ることにしました。

まず、あのブログで私が一番に伝えたかったことは「障害者が世間に注目されるのは良くも悪くも24時間テレビが放送される2日間だけ」という事です。

24時間テレビが放送されるとネット上では番組に対する批判の声が多く聞こえてきます。

 今年も色々なところで障害者を題材にしたドキュメンタリーが放送されたり、バリバラが裏で障害者と性を題材にしたりして批判したりもあって、「果たしてそれで理解が深まるのか?」と思ったわけです。

確かに24時間テレビに対する批判も踏まえればああいった番組を放送することで一時的な理解は得られるものの、結果的にその2日間だけ障害者が異様に持ち上げられているのと何ら変わらないわけですし……。

それこそ「バリバラの方が面白い」って声を聞くけど、「じゃあお前らはバリバラが毎週やっているってこと知ってるの?」「去年も今年も裏だけ見て批判してたけど普段から見てるの?」って言いたかったわけですよ。

 24時間テレビ裏のバリバラと普段のバリバラについて

ここからは私が疑問に感じた「バリバラの持ち上げ方」について語ります。

まずはこちらのツイートをご覧下さい。

 調査しようと思ったきっかけを話すと「24時間テレビ裏ではものすごくRTされたりして反応はあったんだけど、普段のバリバラの告知に関しては反応が薄いよね」というツイートを見て「24時間テレビ裏ではどれだけRTやいいねを得たんだろう。そして普段のバリバラ放送回と比較してみよう」と思い、調査しました。

結果はツイートの通り雲泥の差。

ただ、今週分のバリバラに関してはそこそこの反響を得たとは思います。

今週のバリバラに関してツイートしている人のプロフィールを見に行ったりはしていたのですが、HSP/HSCを取り上げた今回に関して当事者のみならず、当事者ではない方からも見たというツイートをいくつか見ることができました。

これで自分が心配していたことに関してはある程度はほっとしました。

しかし、改めて「24時間テレビ裏でのバリバラがすごい!」と言われるのはそれは違う気がしていて、「24時間テレビの裏だけでバリバラを見て障害者について考えることは、24時間テレビを見て障害者について考えることと大差無いのではないか」と感じました。

そして、そういった人達が「24時間テレビじゃなくてバリバラの方が面白い。」なんて言っているのを見ると「確かに24時間テレビ裏は面白いけど、狭い範囲でしか見ていないか?」って感じてしまう。しかもそういった声が24時間テレビが放送される2日間で多く聞こえる。そう考えると大差無いわけですよ。24時間テレビ見ているのと。

福祉番組を見ないのは偽善者か

そして、「24時間テレビの時だけバリバラを持ち上げる人もまた偽善者だ」という声が聞こえてきたりもしました。

異様に持ち上げられるのは違うというのは先述した通りなのですが、自分は「福祉番組を見ない人は偽善者」だとはちっとも思っていません。

ただ、「24時間テレビは感動ポルノを作るのではなく、もっとチャリティー番組としての路線を貫いてほしい」と思っているのであれば、NHKでやっている福祉番組を見るべきです。

それこそ24時間テレビが今の路線を貫いているのは、以前までの路線(福祉的意味合いが強い)では視聴率が取れず、テコ入れを行った結果であるからです。

それと、ブログでも述べた通りNHK側も福祉番組は視聴率が取れないって言っていますしね。

そう言うと「取れなくてもやるべき」とか「福祉番組は情報手段として大事」という声が聞こえてきそうだけど、じゃあ見ろよと思うわけです。

こういう考えの人を見ると(24時間テレビが)変わったとしてもそういった人達が見るとは限らないと思います。

というかテレビ自体見ないって人も今の時代多いでしょうし……。

批判したいだけなら考えないで欲しい。

最後に批判したいだけなら障害者の事を考えないで欲しいです。

障害者当事者にとって障害ってのはそれこそ生きている間一生向き合っていかなければならないものです。

それこそ、啓発とかしたりして分かってもらうことはしているのですが、そこで周知してもらうだけでは100%の理解って難しいわけです。

そういう人達にとって常日頃から考えることこそが重要であって、「24時間テレビやっていて偽善でムカつくから批判しよう。」ってのも結局はその時だけの理解にとどまってしまっていて、24時間テレビを見ている人と何ら変わらないんですよね。

なので、障害者に対して本気で考えようと思うのであれば、批判するだけじゃなくてそれこそバリバラを毎週見たり、障害に関する本とか情報を収集したりする方が良いのではないかと私は思いました。

 

以上。

 

*1:例のアレの日:某24時間やっているアレ。