piraさんの逃避行part1

piraです。

先日、久々に旅に出たので、今回はそのレポを書こうと思います。

旅の始まり

今回の旅のきっかけは3月初頭。

とある事情で有給休暇を取っていたわけなのですが、それがまあキャンセルとなり完全なオフとなったことから暇だなあと思いつつ、「現実から逃げたい」という気持ちが思い浮かんできたんですよね。

ということで遠くへ行け遠くへ行けと僕の中で誰かが歌うような感情に襲われたのですが、このご時世。新型コロナウイルスへのリスク等を考えた結果遠くへ行くこともままならず……

じゃあ近場で逃避できる場所はどこだろう──そう考えたときに思い浮かんだのが弥彦でした。

弥彦を選んだ理由として弥彦神社のお参りと山頂にある御神廟にてご利益を得ようと思ったことです。厨二っぽく言うと神の啓示を受けに行くみたいな感じで。

あとは最近読んでいた占星術殺人事件*1という本に日本の中心として弥彦が登場することもあり、神秘的な土地である弥彦へ行こうかと考えました。

そしてその日は丸一日十分に楽しんで未来の自分への糧にしよう。そう思い長距離の移動プランを計画しました。

弥彦へ

というわけで弥彦へ行きます。

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弥彦駅へ来たのはおよそ5年ぶりぐらいで、その時は夏ということもあって緑豊かなまさに日本の田舎風景といった感じでこの世のものとは思えない雰囲気に包まれたのを覚えています。

とくに弥彦駅の一つ前の矢作駅に来る辺りから綺麗だなぁ……って思うんですよね。

個人的には弥彦駅もいいけれど矢作駅にも注目してほしいと思っています。

とまあ矢作駅に関しては置いといて、弥彦駅って鳥居みたいなデザインしていて神秘的なんですよね。

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 こうしてみるとまさに別世界への入り口のような感じで神秘的な何かに入り込んでいくような気持ちになります。

そしてそこを抜けて弥彦神社へと歩いていきます。

弥彦神社

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弥彦神社へは5年ぶりぐらいに来たのですが中に入るととても涼しかったです。

初春ということもあり、寒さはあるのかなとは思いましたが、そんなことはなくほどよい涼しさで神聖な場所にいることを実感できるような感じでした。

そして神社の中には御神木を始めとする色々なものがありただお参りするだけでもいいのですが、神社の中だけで1つのマップなんじゃないかってぐらいの広さはありました。

そして色々と見て回って、お参りとおみくじを引きました。

おみくじの結果は「末吉」

しかも結果も良いものとはいえず。待ち人はくるともおそし、恋愛はあきらめろ、旅行に関しては病気に注意せよと、とにかく不穏な空気しか感じずしょんぼりしていました。

おまえだけのばしょへ

そして神社でお参りをし、いよいよ山頂の御神廟へと向かいます。

山頂へはロープウェイが出ておりそこから往復で向かいました。

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 弥彦山のロープウェーは子供の頃に一度乗ったことがあるのですが、うっすらとしか記憶に残っていなかったのもあり新鮮な気持ちで越後平野を眺めることや山の風景を楽しむことができました。

ここからロープウェーで約5分。すると弥彦山の頂上へたどり着きます。

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弥彦山の標高は634m。これは東京スカイツリーと同じ高さだったりします。

スカイツリーへはちょうど2年前ぐらいに行っているので何となく2年前の事を思い出したりなんかもしていました。

そして、頂上からの景色を満喫した後で御神廟へと向かっていきます。

弥彦山の頂上から御神廟まではおよそ750m。徒歩で約15分という頂上からさらに長い道のりです。

3月ということもありその日は春らしいお天気だったのですが、まだまだ雪が積もり歩きづらさを感じました。

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御神廟へ向かう道中にはテレビの電波塔なんかも見られたりし、自分は今かなり高い場所にいるのだと思わせました。

こうして険しい道のりを進んでいくにつれていよいよ御神廟に辿り着きました。

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弥彦山の頂上へは来たことはあるのですが、この御神廟へは生まれて初めて来たような気がします。

弥彦山のてっぺんに位置する御神廟──それはまさにパワースポットという名にふさわしく神の啓示を受けに来た私にとって「おまえだけのばしょ」*2とも受け取れるにふさわしい存在感がありました。

そしてお参りをし、弥彦山のまさにてっぺんから越後平野を眺め「絶景かな!絶景かな!」と感じながら君の名はのBGMを聴きつつ下り、昼食を食べに向かいました。

part2へ続く。

 

*1:占星術殺人事件島田荘司によるミステリー小説。彼のデビュー作でもあり、本作に登場する御手洗潔を主人公とした作品は30作近くある。

*2:おまえだけのばしょ:MOTHER2に登場する8つのパワースポットの総称。それぞれのおまえだけのばしょにはボスが存在し、主人公のネスは彼らを倒しおとのいしにメロディーを刻んでいく。