SDGsを学ぶ

piraです。

今日はSDGsを学ぼうと思います。

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SDGsってなに?

皆さんはSDGsって聞いたことありますか?

テレビやメディア等最近よく耳にするようになったこのSDGs

私も最初はなんだかこうSCP財団*1とかかわりがありそうとか、なんだかSDGsという単語がやけに叫ばれているような印象(LGBTとか環境問題のように)があってSDGsってワードが出るたびに「出たSDGs」みたいな感じで若干馬鹿にするような目で見ているわけなのですが。

自分自身SDGsという単語を詳しく調べずに単語だけで見てしまっている部分もあって、馬鹿にするぐらいならちゃんと勉強しておかないとと思い、最近叫ばれつつあるこのSDGsについてみんなで少し考えていこうと思いました。(まあこのSDGsを叫んでいる人達もややあれな人ばかりみたいですが。)

SDGsとは持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)の略称で、2015年に国連総会で採択され、2030年までに(つまりあと10年以内に)私たちが達成しなければならない国際目標のことです。

目標には大きく分けて17個の世界的目標、169個の達成基準、232の指標があり、17個の世界的目標の達成を目指して叫ばれてつつあるように思います。

17の世界的目標

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それではここから17個の世界的目標を1つずつ見ていくことにして、そこから私が気になったものを3つピックアップして紹介していきます。

1.貧困をなくそう

2.飢餓をゼロに

3.すべての人に健康と福祉を

4.質の高い教育をみんなに

5.ジェンダー平等を実現しよう

6.安全な水とトイレを世界中に

7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに

8.働きがいも、経済成長も

9.産業と技術革新の基盤を作ろう

10.人や国の不平等を無くそう

11.住み続けられるまちづくりを

12.つくる責任、つかう責任

13.気候変動に具体的な対策を

14.海の豊かさを守ろう

15.陸の豊かさも守ろう

16.平和と公正をすべての人に

17.パートナーシップで目標を達成しよう

私がこの中で特に気になったのは「8.働きがいも、経済成長も」「10.人や国の不平等を無くそう」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」の3つですね。

まず働きがいについてなのですが、今の仕事に働きがいがあるかどうかと言われるとお金を得るために働くと考えている人は多いと思いますし、自分も何故働くのかを考えたときにお金のためという考えも少なからずあります。

そして、働きがいについてなのですが、障害者雇用の多くは軽作業ないしは事務補助といった仕事が多く、能力的にその程度の仕事ができないならばいいんですけど、こうした仕事をずっと続けていくことに対して「働きがいを感じるか」といったのが一つの指標になると思います。

働きがいのある仕事に就ければ仕事に対して嫌な感情を抱かないと思いますし、障害者だからこうした仕事にしか就けないのは障害者の働きがいの低下につながると思います。そしてそれは経済成長にもつながるので全ての人が働きがいを感じる仕事を作れればいいですね。(10年後までに達成できるか怪しいですけどね。)

2つ目の人や国の不平等。これはもうマイノリティには身近な話題ですね。ただ日本においては不平等は見えづらい問題なわけなのですが、最近になってこうした不平等が良くも悪くも見え始めてきたと言ったところでしょうか。

こうした不平等を解決するには皆さんが身近に考えていかなければいけないわけで目をそらし続けて無いかのようにふるまうと2030年になっても人や国の不平等を無くすことを目標に掲げ続けてしまう可能性はありますね。特にSDGsを叫ぶメディアには頑張ってもらいたいところです。

そして最後のパートナーシップで目標を達成しよう。これも前述の人や国の不平等につながる話題だと思うんですけど「みんなで問題を解決する。そのためにはSDGsを叫んで理解してもらう。」これは大事なんですけど、全ての人が何故SDGsを達成しなければならないのかを理解する必要があると思います。

それこそ自分のように「SDGsって何?」ってレベルから「最近やけにSDGsって叫ばれてるけど、ファッション感覚なのか?」って馬鹿にされるようじゃだめだと思うんです。

SDGsが話題になるのはいいんですけど、目標を達成するためにどうするべきかを考えみんなが協力していくようメディアがSDGs達成に繋がる行動を紹介し、実践していくことが必要だと思います。

10年後に果たして達成できるか

そんなわけでSDGsが叫ばれつつあるのですが、こうしたのってどうしても言葉だけに聞こえてしまうところあるんですよね。

冒頭にも書いたようにLGBTが社会的に取り上げられるようになったとはいえ単語だけが一人歩きしているようですし、ADHDも単語だけが一人歩きしていますしこのSDGsも単語だけが騒がれそうな印象はあると思います。

そしてこれが一番大事なことなのですが2030年。つまり10年後にこれらの目標がどれだけ達成できているか(もちろん全て達成されるのが望ましいのですが)がSDGsが効果があったのかどうかということになると思います。

そしてこのSDGs。調べてみると実は2000年に国連が採択したミレニアム開発目標MDGs)から続いておりそのミレニアム開発目標の中にも貧困やジェンダー平等といった目標が掲げられていたりします。

この頃は今ほどこうした問題をメディアが取り上げていたかと言われると(その当時は子供なのでそうした記憶が無いのであれなのですが)今のSDGsほど聞かなかったように感じています。

SDGs SDGsと叫ばれつつあるならば本当に10年後にSDGsとして掲げた目標を達成できるような日本社会にしていってほしいですね。

そうでもしないと「出たSDGs」と馬鹿にされても仕方ない気がします。

そういうわけなのでSDGsが馬鹿にされるのもただ言葉だけが一人歩きしているような感じもしますので、みんなで2030年までに達成するように心がけていきましょう。

そして10年後、SDGsを振り返って達成できていなかったとしたらSDGsってなんだったんだって他所から馬鹿にされるだろうというぐらいの覚悟を持ってメディアの人達はSDGsを叫んでいてくださいね。

 

 

 

 

*1:SCP財団:SCPオブジェクトを扱う架空の組織。SCPオブジェクトはホラーやSFめいた要素を持っていたりする。