2011年ってやべー年だったんじゃないかって話 後編

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ということで後編となる今回は、アニメやゲーム、ネット文化などなどのサブカルチャーを中心に紹介していきたいと思います。

2011年のアニメ

さて、2011年のアニメと言われてまず最初に浮かぶのはその年の冬に放送されたまどマギこと「魔法少女まどか☆マギカ」ですね。自分もかなり影響を受けるぐらい好きなアニメだったりします。実は放送当時は見ていなくて、リリカルなのはかなんか見たいな感じなんだろうなーと思っていたところじわりじわりとストーリーが重く暗い色を出し始めて、話題を呼んだわけだったりします。

そして、物語終盤のブームの絶頂期に東日本大震災が起き、関東圏で最終話が一挙放送という形になったのも話題性を集めた要因だったのではないかと思っています。

自分はそれからしばらくして一挙放送が行われた際に全話見たという感じです。

今でこそまどマギパチスロのイメージが強くて原作知らなくてもパチスロで大体内容分かるとか思っている人も良そうですけれど、暇な時に見てみてください。新作映画もやるみたいなので。

そんなまどマギと並んでこの年もう一つ話題になったのがあの花こと「あの日見た花の花の名前を僕達はまだ知らない。」です。(こっちもパチンコがあったな。)

このアニメは自分自身放送前からタイトルはテレビジョンで知っていて面白そうだなって思っていたらガチで面白かった一作でした。

ストーリーもいいんですけどキャラクターの年齢設定とか当時高校生の自分にグッときたんですよね。じんたんやめんま達が小学生のころと同時代にぐらいにGBAポケモンやってたりボーボボ読んだりエンタの神様見てたりしていたのでその辺はメインの視聴者層に響いた気がします。

確か自分は放送当時にぼくのなつやすみ*1というゲームをやっていて、昭和の時代が舞台だった本作だけあってあの花を見ながら「現代版ぼくなつがやりたい」とTwitterで呟いたら作者に拾われたこともあったりします。(その後Switchでしんちゃんのぼくなつが出るんですけど。)

まあここまで書くと「まどマギ」と「あの花」って言う今でも語られる人気アニメが出てきたぐらいで終わってしまいそうなんですけど、もう一つ語りたいアニメがあってそれが「電波女と青春男」です。

当時好きだったポケモン配信者がこのアニメを紹介していて、そこから見始めたといった感じだったりします。

このアニメ、SF系作品からの引用やオマージュがそこそこあって1話で初代MOTHERの冒頭部が引用された時は今の若い子は知らないだろとか思ったりもしました。

あとはOPが電波っちゃ電波なことなんですけど金曜ロードショーでBTTFやスタンドバイミーといった名作映画が放送されていた当時にふとこのアニメのことを思い出して結構聞いていたりするぐらい中毒性を感じました。

その他にも「青の祓魔師」なんかはアニメから原作読んだりしたし(今でも続いてるらしい)「ファイ・ブレイン」はFEをやるきっかけ作ったフォロワーさんがはまっててそこから見てた記憶があるし「ヴァンガード」のアニメもちょっと見てたかなって感じです。

あとは今年2期が始まる「タイバニ」とかもこの年だったりしますし、「シュタゲ」とか初代スプラトゥーンとコラボしてたりもする「イカ娘」etc…まあ語れば色々あるなと感じました。

2011年のゲーム

次は2011年のゲームを見ていこう。と言われても自分は正直ポケモンBWぐらいしかやっていなかった気がするので、あまり深くは覚えていないんですけどFF零式とかこの年だったぐらいの記憶だったりします。(やったことが無いですが。)

とはいえ2011年は3DSPSVitaが発売された年ですので大きなタイトルあったかなーと思ってみたらパルテナの鏡とかFE覚醒とかNEWラブプラスとかは2012年なので、3DSで大きなタイトルは年末に出たマリカーとモンハン3Gぐらいだった気がします。

そして、2011年ネット上で何かと話題を集めたゲームがあります。それは「エルシャダイ」です。「大丈夫だ、問題ない。」というセリフが有名なPVは話題を集めたのですが、肝心なゲームの方はあまり売れなかったという印象があります。

まあゲームの中身が当時のハードのクオリティとあまりあわなかったことと本作が悪魔城やメトロイドのような探索型2Dアクション*2というのがあのPVからは分からなかったのが原因なのではないかと個人的に思います。

2011年のネット文化

とまあエルシャダイというゲームが2011年のネット文化を騒がせていたんですけれど、2010年ごろからエルシャダイをPVを利用したMADが流行っていた気がします。

そしてこの頃のインターネットというとなんというか米津玄師ことハチと2019年に30歳という若さで亡くなったwowakaの全盛期だったような気がします。

というかこの2人がボカロ界を牛耳っていた気がしていて彼らの楽曲は投稿直後から再生数がすごい勢いでした。

そしてそんな年に「千本桜」が出てくるわけなんですが、確か公開された日というのが私の高校の文化祭と同じ日だったんですよね。

当時はネット上でちやほやされている絵師と歌い手に少しばかりの憧れを持っていただけあって、千本桜は話題性もあってか聴いていたりしました。

今でこそ千本桜はピアノで弾いてる人もいたり、海物語で聴くこともあったりで一般的になってきたりはしていますけど、ボカロの曲というだけあってちょっと風当たりが悪かった印象はありました。

そんなわけで、この年のボカロ業界というのは現代の音楽業界に大きな影響を与えており、米津玄師もそうなんですけどYOASOBI*3やAdoが活躍するようになったのも多分この時代のボカロ音楽の影響を強く受けたからなんじゃないかと私は思います。

まとめ

そんなわけで前後編に渡って2011年を振り返っていったわけなんですけど、改めてこの時代は震災を始めとして歴史に残るあらゆる出来事からアニメやネットの文化など今にまで繋がるようなものが生まれ始めた変革の始まりの年であったように思えます。

そんな時代に青春時代を送ることができたということ、それはまさに人生を変えたと表現してもあながち間違いではないような気がします。

2020年代になり新型コロナウイルスと相変わらず戦い続ける日々なのですが、現在の私たちは再び生活や文化の転換点に位置しているような気がします。

コロナ禍での生活が未来社会にどう影響をもたらすのか、それは2030年代頃にじわじわと反映されていくことでしょう。

その時に2020年代も大変だったけれど色々な文化が生まれたなーと振り返れる年になるよう今は一刻も早いコロナの収束を祈ります。

お知らせ

さてさて、ここ最近ブログの更新が少なくなってきて忙しくなってきたと言いつつ最近はポケモン剣盾の対戦したいなーとか思ったりMTGアリーナをやりだしたりで実際暇してることが多いので、そろそろブログを書かないとまずいと思いつつ、ネタが無かったりすることと、マンボウことまん延等防止のあーだこーだでなかなか普通のブログを書くこともままならない状態だったりします。

2年前の今頃は「人生を変えたジャンル」とか言って自分の好きなものを紹介なんかしていたりしたわけなんですが、2年近くコロナと戦い続けていると、自分の好きなジャンルの沼に人をはめても、その人の人生なんて変わらないし、ましてやコロナが収束するとも限らなくなったので、「俺は!!!弱いっ!!!」ってすごく思っていたりします。

そんなわけで緊急事態宣言やらマンボウやらが解除されるまではお休みさせていただこうかと思います。

というかいい加減コロナ収束しろ。俺は昨今のマスターデュエル*4人気でハースストーンの熱に火が付き始めそうなんだ。ネカフェでハースやりたいんだ。

 

*1:ぼくのなつやすみ:1999年にプレイステーションにて発売されたゲーム。昭和の時代を舞台にぼくくんが8月の一か月を過ごすというゲーム。

*2:これらのタイトルからこうしたジャンルのゲームを指してメトロイドヴァニアと呼ばれることもある。

*3:YOASOBI:2019年にデビューした音楽ユニット。小説を原作とし音楽にするという特徴的な手法により楽曲を提供している。代表曲は「夜に駆ける」や「群青」など。

*4:マスターデュエル:「遊戯王オフィシャルカードゲーム」(遊戯王OCG)のルールそのままでデジタル上で遊べる遊戯王のゲーム。