ディケイドと黒歴史の話

piraです。

来週から新年度、ということで桜が咲き始めたりテレビ番組の改編など色々とあわただしくなってくるこの時期なのですがいかがでしょうか。

今回は特にOPのネタもないので早速ですが、本題にうつろうと思います。

仮面ライダー熱の再熱

実は先々週の予告でもお話したのですが、先月頃から仮面ライダー熱が再熱しています。

仮面ライダー自体は平成1期ライダーがばちこり世代だったこともあってそれこそクウガ響鬼辺りまでは子供ながらにリアルタイムで見ていた記憶があります。(今となっては主題歌ぐらいしか覚えていないけれど。)

そして、平成1期でも人気の高かった電王は少し見ていたぐらいの知識で、ディケイドで今までのライダーが全部出てくるという話になった際にリアルタイムでちょっと見ていたぐらいの知識ですね。

まあそこからオーズをちょこっと見て、本格的に(平成2期)見始めたのがウィザード辺りからで、エグゼイドまでは(リアルタイムで)見ていました。そしてちょうどその時期に会社をクビになって以来親の目が厳しくなり「仮面ライダーを卒業しないと怒られるのでは」と思いビルド以降は見なくなっていったのと、ゴースト辺りから毎週日曜朝に仮面ライダーを見るのが義務みたいな感じになってきていて「まあ自分はもう仮面ライダーは見ないだろうな」と思ったところに熱が再熱してきて、現在リバイスを途中から見ているのとディケイドを再び見始めたというわけです。

仮面ライダーディケイド

そんなこんなで仮面ライダーディケイドを見始めたわけなんですけど、自分がディケイドを見始めたのにはきっかけがあって、もちろんディケイドが好きだからというのもあります。

単純に過去作のライダーが登場するというお祭り的な作品であるというのも理由の一つなんですけど、主人公の門矢士というキャラクターがすごい好きなんですよね。

自身は世界の破壊者として恐れられる存在であり、世界を救う存在である。しかし、元々の仮面ライダーの世界では異分子として扱われるわけで、決め台詞として「通りすがりの仮面ライダー」とか名乗るんですけど、それがちょっぴりダークな感じがあるのとやはり過去の平成ライダーになれるということが他の仮面ライダーと比べて格がある存在だと思ったからです。

そして、仮面ライダーディケイドに関して自分には一つの黒歴史的なものがあります。

それはディケイドをモデルとして「藤原電波」というキャラクターを過去に作っていたということです。

前前前世

そんなわけで突如として「藤原電波」という謎の名前が出てきたわけなんですけど、ここから私自身に関する少し長めの話をする必要があります。

実は現在のpiraという名前を名乗る以前に自分は様々なハンドルネームを使っていました。

最初はチップスター、次に当時ポケモンのユーザー名として使用していたクラウド、そして先週も話したモンドラやハースストーンでのユーザー名であったニノ。

そして4人目にあたる存在だったのがこの藤原電波です。

この藤原電波というキャラクターはディケイドとライブアライブというゲームのキャラをモデルとして作られたものなのですが、「世界の破壊者」ではなく「Twitterの破壊者」みたいな存在でした。

連投で荒らしたり、超能力を利用して他のキャラの能力をコピーしたりといったとにかく他のキャラと比べればやばい存在だったという記憶があります。

そして決め台詞として「通りすがりのアルファツイッタラ*1だ!覚えておけ!」*2と。いやー恥ずかしい。

そしてかつての自分はこれらのキャラを使い分け、時としてTwitterにおけるユーザー名をコロコロ変えるなどして楽しんでいました。

当時の自分が何故こういったことをしていたのかというと、所謂なりきり垢みたいな感じで、それぞれのキャラクターに人格を持たせ、Twitterをさせるというのが面白いのではないか?と考えたからです。

もっと言うと自分のTwitterにはバックグラウンドのようなものが存在しており、それをTwitterという公共の場にて発信するという多重人格でTwitterをするみたいなことをして自分を落ち着かせていたみたいな部分があったのかもしれないです。

今思えばかなり痛々しいことをしていたなーと思うのですが、今になってよく考えてみればVTuberと大して変わらないことをしていたような気がしなくもない気がしており、もしかしたらあの時代のキャラをコロコロ変えてTwitterをやっていたのはVTuberの走りだったのかも?なんて思ったりはしてます。

まあ現在では私も今年で28歳になるということで心も体も大人になったことですし、アイコンも実写アイコンだし、ハンドルネームも痛々しいものではなくなったりと色々と様変わりしたわけなんですけど、身内の結婚とかを目にしてそろそろ結婚とか考えたい年ごろなので正直この過去については永久に封印したいと思っています。

それもあってかポケモンのユーザー名も剣盾でクラウドからpiraにし、ハースストーンにおいてもnino365からpira365にしていたりします。

しかし、この場を借りて藤原電波という黒歴史を書くのには理由があり、1つは「以前からの付き合いのある方との交流」、そしてもう1つは「ライブアライブのリメイク」です。

通りすがりのアルファツイッタラ

で、「以前からの付き合いのある方との交流」が藤原電波復活の1つの要因となったわけなんですけど、正直なところ藤原電波というキャラクター自体がいなくなったわけでは無かったです。

それこそ仮面ライダージオウというディケイドと似たコンセプトで描かれた平成最後の仮面ライダーが登場した際(もちろんその頃は仮面ライダー卒業していた時期なので見ていないのですが)、電波と似たようなコンセプトを持ったキャラクターのことは考えていました。(ただ、もう大人になっていたので自分の頭の中だけに留めておくことにしていますが。)

しかし、その頃にはかつての藤原電波の面影は無く、アルファツイッタラーなるワードも企業垢をフォローしているだけで陰口を言われるようになる時代となり恥ずかしいと思うようになってきて、アルファツイッタラーと呼ばれる人たちを片っ端から排除していたんですよね。

それ故にそういった要素を薄めていった結果、サイキッカーという元々の要素が強く出されたキャラクターとなり、Twitter以外の場で名乗る機会のあったクラウドやニノに比べればチップスターと同じぐらい存在価値が無くなっていきました。

まあジオウが放送される頃になるとpira名義がメインになっていて藤原電波のことなんかすっかり忘れていたわけなんですけど、最近になって以前から付き合いのある人から「通りすがりのアルファツイッタラー」と言うワードを聞いては(それこそ今となっては聞かなくなったアルファツイッタラーに対して)赤恥をかく経験をするようになりました。

そしてそれだけでは留まらずある日自分がスペースで配信をしている際、ひょんなことから自分の過去のツイートが掘り返される出来事があり、そこで自分がかつて藤原電波名義だった頃にディケイド役として知られる井上正大さんに対して「俺は通りすがりのアルファツイッタラーだ!覚えておけ!」とクソみたいなリプライを送っていたことが発覚。もちろん記憶になかったこともあり、大恥をかき、即そのツイートは削除しました。

ライブアライブのリメイク

とまあここまでの話の流れからすると現実を見始めた大人が中二病掘り返された結果、取り返しのつかないことになってしまった風に感じ取ってもらえればいいと思っています。そしてこの話は生涯封印されるべきだと私は思っているんですけど、あることがきっかけでもうこの際だから開き直って藤原電波を復活させてやろうと考えることになりました。

それが、「ライブアライブのリメイク」です。

ライブアライブは1994年にスーパーファミコンで発売されたスクウェアRPGなんですが、権利的な理由からこれまで移植やリメイクは無理だと言われ続けてきていました。

藤原電波のキャラ説明でも語ったのですが、このライブアライブはディケイドと並び電波の元ネタであり、それこそ電波と言う名前は当時自分が好きだった実況者さんが近未来編の主人公につけた名前から取ったものだったりします。(ちなみに藤原は摂関政治*3を行っていた藤原道長から取りました。)

ライブアライブを遊ぶ環境は現在実機か、WiiUNew3DSのVCしかなく私のようにゲーム実況から本作を知った人にとって今回のリメイクは待ちに待ったリメイクであったと言えるでしょう。

そして10年ぶりぐらいにきいた「通りすがりのアルファツイッタラー」と言うワードと合わせてこのリメイクの話を聞いたのならば黒歴史から逃れるわけにはいかないと思い、もしライブアライブをやる機会があったら「絶対にアキラには藤原電波と付けてやろう」と考えるぐらい今からワクワクしています。

それ故に現在私はライブアライブを生きる糧として生活しています。早く夏になってくれ。

まとめ

そんなこんなで長くなりましたがいかがだったでしょうか。

まさかこういう形で黒歴史と向き合うことになる日が来るとは思ってもいませんでした。

ディケイド自体は平成ライダーの中で好きな作品なんですけど平成ライダーの中だったらウィザードとかドライブ辺りも好きだったりします。

そしてライブアライブのリメイク!自分はもちろんかなり期待していて今から夏に向けて積みゲー消化して万全な状態で遊びたいのですが、なかなか消費できずにいます。

そして元ネタである近未来編はそれこそゴーストの怪人デザインを担当している島本和彦先生*4がデザインをしていることもあり特撮やロボットから影響を受けている部分も多かったりします。

これを読んでいて興味が湧いてきたのなら私と一緒にライブアライブを遊んでみてください。

自分はもう「通りすがりのアルファツイッタラー」なんて言える年ではないですが、ライブアライブをやる頃には10年前に戻った気分で楽しめたらなーと思います。

それでは!今回のブログはこれでおしまいとさせていただきます!おのれディケイド!

 

 

 

 

*1:アルファツイッタラー:2010年代初頭のTwitterにおいて(あまり良くない意味で)影響力の大きかったTwitterユーザーを指す。インフルエンサーが光だとしたらアルファツイッタラーは闇である。

*2:元ネタは仮面ライダーディケイドの決め台詞「通りすがりの仮面ライダーだ!覚えておけ!」

*3:藤原氏は娘を天皇の后とすることで摂政・関白の座につき、天皇の補佐として政権を握っていた。このシステムを見た当時、親となったオタクが子供にオタク教育をするのがこの摂関政治に近いと思ったことから藤原という名字にしたそうだ。

*4:島本和彦:漫画家。代表作は「燃えよペン」やエヴァンゲリオン庵野秀明監督も作中に登場する「アオイホノオ」など