人生を変えたジャンルpart19:みどりのマキバオー編

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新型コロナウイルスの脅威とともにコロナ禍2度目の夏を迎えることになった。

ワクチンの接種も進む中、少しずつ希望は見えてきたかと思うがまだまだ光は見えない世の中である。

そして、開催されるか中止されるかがよく分からないまま開催される方向で東京オリンピックの準備が進み、いよいよ開催まであと1か月を切ったという状況にまでなった。

人生を変えたジャンル みどりのマキバオー

さて、今回の人生を変えたジャンルは「みどりのマキバオー」を紹介する。

1994年から1998年にかけて週刊少年ジャンプにて連載された競馬を題材とした漫画である。

競走馬とは思えない子犬ほどの小さな白毛馬、「ミドリマキバオー」を主人公に、マキバオー最大のライバル「カスケード」を中心とした同世代の馬たちの友情や切磋琢磨の対決を描いた本作はギャンブルとしての競馬という悪いイメージよりもジャンプ漫画としての「友情・努力・勝利」をしっかり描いた作品であったと感じ、久々にはまった作品であった。

今回もマキバオーとの出会いを始め、何故ここまでマキバオーにはまったのか、そしてマキバオーにおいて好きな馬について紹介したいと思う。

マキバオーとの出会い

さて、例に倣ってマキバオーとの出会いを語っていこうと思うわけなのだが……

まあ私の事を知っている人であれば自分自身が競馬にはまり始めたというのは割と最近のことだということが理解できるだろう。

そう、この私も昨今のウマ娘人気の影響を受け、競馬の沼に入り始めた人間だからだ。

……とは言ったものの実はウマ娘はやっておらず、競馬のゲームがやりたいと思ってダービースタリオンを購入し、そこから馬に興味を持ち始めたというわけである。

そこから実際の競馬に興味を持ち始めて、初めのうちは見るだけでとどめていたのだが、最近は馬券を購入して予想を楽しむまでになっている。

そんなこんなで競馬にはまり始めた私が読み始めたのがみどりのマキバオーである。

マキバオー自体はアニメの主題歌とマキバオーとカスケードぐらいは知っているぐらいの知識ではあった。

それと競馬が題材ということもあり、知識がなければはまれないと思っていたところもあって、マキバオー自体はこれが読むのが初めてとなった。

なぜマキバオーにはまったのか

そんなウマ娘から競馬に入ったミーハーな私でもマキバオーにはまり、こうして人生を変えたジャンルとして紹介をするにあたったのは単にマキバオー自体の知名度もそうなのだが、競走馬同士の熱い友情と勝負の物語だからである。

物語の中心はマキバオーとカスケードという世代におけるライバル対決なのだが、そこには同世代達との多くの戦いや騎手や調教師との深い関わり合いがあり、そして友情が芽生えみんなで切磋琢磨しあいながら競い合う姿が強く印象に残った作品だった。

そして私自身これは競馬を知らなくても楽しめる熱い友情を描いた漫画であると思った。

実際読んでて思ったのがこれは「ヒカルの碁」や「3月のライオン」のような様々な人間の友情や戦いを描いた漫画に近いと感じそういったものが好きな人ほどはまると感じた。

名脇役たち

そんなみどりのマキバオーにおいて私がはまった大きな要因の1つが「脇役」である。

みどりのマキバオーには多くの脇役が登場し、それらは読んでいてかなり印象に残った。

自身の内情からとにかく勝ちにこだわり続けた「モーリアロー

地方競馬を活性化させるために中央へやってきた「サトミアマゾン

漫画らしい個性的な馬だが、マキバオーに勝っていたりする「ベアナックル」などなど……

カスケードだけではなく、脇役にも十分魅力を感じる馬は多数いたりする。

そんな中でも自分が好きになった脇役が「アマゴワクチン」だ。

このアマゴワクチンは、兄弟馬で兄ピーターⅡはクラシック*1二冠を誇る世代最強馬とも言われるほどの強さを誇っていた。

そんなピーターⅡがデビュー前のカスケードと戦い、カスケードにペースを作られその後の函館記念において骨折。

そんな兄の思いを良くない形で受け継いでしまったアマゴワクチンは同世代のカスケードを相手にマキバオーと共に戦い、支え合うことになる。

しかし4歳2月に迎えた共同通信4歳ステークス(現在の共同通信杯)において、モーリアローの起こした事故によって骨折。

それにより日本ダービー出走を断念し、兄の果たせなかった三冠を達成することが不可能となった。

そして夏、骨折から回復したアマゴワクチンは兄が敗れた函館記念に挑み、1着で制覇。そして山中騎手はここにアマゴワクチンの復活を高らかに宣言するのであった。

そこから迎えた菊花賞。兄が取ることができなかったクラシック三冠の一つをアマゴワクチンは制覇することになる。ここに完全復活が成された。

このアマゴワクチンの活躍を見て、マキバオーにおいて一番好きな馬がアマゴワクチンになったと言ってもいい。(もちろん他の馬もいいのだけれど)

マキバオー、カスケードの戦いの間には数々のマキバオー世代のドラマが描かれており、そうしたドラマや友情というのが見ごたえを感じた。

まとめ

さて、いかがだっただろうか。

ウマ娘の人気から少しずつ競馬人気に火が付き始めていると思うが、このみどりのマキバオーは競馬関係なしに熱い友情ドラマが見たい人に強くお勧めしたい。そう思って今回紹介することにした。

実際これを書く前の自分は「ブログで紹介するは良いけど、人生を変えたって程では……」とか思いながらも、頭の中でマキバオーをプレゼンするとしたら熱が入りすぎてしまい、人生を変えたジャンルとして紹介するのが良いのでは?と思ってしまった。

そう思うぐらいこのみどりのマキバオーははまる人はまじではまるので、ウマ娘から競馬に興味を持った人はもちろん、主人公や脇役達の熱い友情と努力の物語が読みたい人はぜひ一度読んでみてはいかがだろうか。

 

*1:クラシック:皐月賞日本ダービー菊花賞の3つのG1を指す。これを全て制覇するとクラシック三冠となる。