後編です。
前編はこちらから。
後編の感想
というわけで今回は後編の感想を。
シーン5:席替え
突発性難聴故に上司の指示が聞き取れなかったことがきっかけで席を変えるという話。
どうやら聴覚障害のある人は一般的に口先が見えるが相手の言っていることが分かるらしいです。
こう書くと「読唇術?」と思うかもしれないけれど、口の動きである程度話の内容を聞き取っているということを知りました。
その後は部長の方から席替えを薦めてくるのですが、
聴覚過敏がある人だったりとかなるべく離れた席でいたいと考える人も多かったりで人それぞれだったり。
障害者に対する見方っていうのも考えさせられるようなシーンだったと思いました。
シーン6:人事に切り札
障害者雇用の法定雇用率が達成できていない現状に対し、企業がサポートマン(ジョブコーチのようなもの)を取り入れる話。
とはいえ、サポートマンのサポートもなかなかうまくいかず……。
なんというか、こうスタジオ内での話でも出てくるのですが、「ただジョブコーチ*1を雇えばいい。」というわけにはいかないんですよね。
このシーンの中で、社員の一人が障害者の雇用や、障害に関して理解を深めるために本を読んだりして勉強している様子が描かれているのですが、
社内の一人一人がこういった心がけを行うことこそが職場環境の向上につながるのではないかと感じました。
シーン7:職場インザダーク
印象深かったところで言うと、白杖は手放すと危ないという事。
視覚障害者にとって白杖は命綱のようなもので、持って歩くだけでもかなりの力を使うことを改めて実感しました。
シーン8:業務効率化について
社内手続きが複雑でついていけないことに対してサポートマンが「3文字で簡略化する」と言う話。
今回の話では長い口頭指示などがあったりしたのですが、これが発達障害者には苦手だったり。
今回の様に簡略化するのもいいのですが、「ここ」とか「そこ」とかといった所謂曖昧な表現が多く、これまた苦手な要素であり改善が必要かなあと感じました。
こういった社内手続きなど流れが決まっているものに関しては、手順書を作成するなどといった視覚化することが効果的であると言われています。
まとめ
障害者と職場ということがテーマの今回のバリバラでは色々な発見ができました。
実際障害者の目線で立たないと分からないことも多いなぁと感じる事もあったり、
一人一人が理解していく必要があると感じました。
それこそ、障害者の法定雇用率を達成しようと中央省庁は積極的に雇用を始めたわけなのですが、ただ雇用すればいいと考えているように思えてしまう現状を見ていると
「本当にこれで大丈夫なのだろうか?」「雇うだけで雇ってそれで終わりにしようとしているのではないのか?」と思う部分は多いです。
障害者を雇うのはいいのですが、障害者のために働きやすい職場環境を作ることが大事だと思いました。
あ、それと先日ポケチキを食べてしまったんだけど、やっぱファミマはファミチキの方が美味しいと思いました。以上。