人生を変えたジャンルpart25:太鼓の達人編#1

前回↓

 

pira365.hatenablog.com

 

子供の頃から数えて20年近く同じゲームやっているのってすごいような――

昔も今も遊んでいて楽しい――

太鼓の達人というゲームを好きでいて本当に良かった――

 

4年前の2月29日、うるう年と共にコロナ禍をむかえ、何か明るい話題を伝えたい。そして今となっては推しプレゼンと化しているこの人生を変えたジャンルも4年の月日を経てpart25へと到達した。

今回紹介させていただくのは「太鼓の達人

https://taiko.namco-ch.net/taiko/images/top/img_mv.jpg

2001年2月21日にアーケードゲームとして稼働したナムコ音楽ゲームだ。

日本の文化的な楽器である和太鼓を模した入力デバイスと横から流れてくる「ドン」と「カッ」の音符を叩くというシンプルなゲーム性は、子供から大人まで老若男女問わず広く親しまれているゲームである。

そのゲーム性からゲームセンターに行けば大体目立つ位置に置いてあり、ゲーセンに来てなんとなく遊ぶという人も多いのではないだろうか。

そんな太鼓の達人も今年で登場から23年ということで長い歴史を持つゲームになった。

私は子供の頃から太鼓の達人が大好きで、今でもSwitchやAC版を遊んだりしているわけなのだが、ふと振り返ってみたときに「思えば自分は太鼓の達人を20年ぐらいやっている」と感じるに至った。

20年と聞くと野球やサッカーなどのスポーツの世界ではベテランの域にまで達する年月であり、一つのゲームをこれほど長くまで遊んでいたのは(太鼓の達人以外)多分無いと思った。

そして今回の人生を変えたジャンルでは改めて自分と太鼓の達人の20年の歴史を20年史的な感じで振り返ってみるのはどうだろうかと考えた。

そんなわけで長々となったが今回は太鼓の達人との出会いから今に至るまでの太鼓の達人について私が覚えている範囲で語っていこうと思う。

なお今回は(人生を変えたジャンルとしては初めて)複数のパートに分けての投稿を予定している。長尺となるがついてきていただけるとありがたい。

太鼓の達人との出会い

私と太鼓の達人との出会いは小学生の頃。

テレビのある音楽番組(確かダウンタウンがMCをやっていたので「HEY!HEY!HEY!*1だったはず。)にて「太鼓の達人」でアーティストと対決する企画というのが放送されたのが始まりだった。

当時はまだ太鼓の達人も出たばっかりの頃で珍しさもあり、当時の自分は「世の中にこんな面白いゲームがあるのか」と子供ながらに感じた。

おそらく当時の自分が太鼓の達人に惹かれた要因は2点あった。

1点目は「お祭りとかそういった雰囲気が好き」ということ。

これはお祭りの縁日とか祭囃子なんかが好きだったというのももちろんあるが、情操教育的な観点で和太鼓の演奏というのを目にする機会というのは多く

和太鼓というものが日本人に馴染みが深いものであると同時に「なかなか演奏できるものではない」とも思ったりもした。

そんな中現れた太鼓の達人は楽しいお祭りの雰囲気と和太鼓を演奏するという当時の自分にとって夢のようなゲームが現れたように感じた。

2点目は「ナムコのゲームである」ということ。

私はファミコンの頃からゲームを遊んでいてスーファミ、プレステと遊んできており

その中で面白かったゲームというのが大体ナムコのゲームであった。

ファミコンであればパックマンゼビウスマッピー*2

スーファミであればファミスタ*3

プレステならリッジレーサー*4、鉄拳*5風のクロノア*6などなど・・・

ナムコのゲームに触れる機会というのは多く子供ながらにナムコのゲームであれば安心できるという感覚はあった。(今のバンナムと比べると信じられないかもしれないが)

それ故にナムコミュージアムで過去のナムコのゲームを遊んだり今ではコレクションとしてアーケードアーカイブスにてナムコのゲームを買ったりしていたりする。

そんなこともあってか太鼓の達人を知った私は遊びたいという気持ちが非常に強く、親とジャスコとかに行った際にやりたいという気持ちはあったものの当時は気持ちを抑えながら生活していた。

太鼓の達人を買う

そんなわけでやりたくてもやる機会が無かった私なのだが小学3年ぐらいの時に転機が訪れる。

年末ぐらいの頃にテレビにて太鼓の達人が紹介されておりそれを見た母親が「やりたい」と言ったのであった。

この頃というとちょうどドンキーコンガ*7が発売された時期で今は無き新潟のソフマップ*8にあった試遊台をよく遊んでいた。

そんなこともあったのかは知らないが母親の一声で太鼓の達人を買うことになった当時の私は嬉しくてその日は夜も眠れず深夜の2時ぐらいに目が覚めて、予めセットされていたタタコンでドンドンと叩いていた。(もちろん夜中にやるものではないので気を付けよう。)

そしてこの当時の太鼓の達人の最新作というのが「あっぱれ三代目」で、この作品には太鼓の達人を代表する2000シリーズの最初の楽曲である「さいたま2000」、源平討魔伝*9メドレーの「KAGEKIYO」、本作のボス曲的立ち位置であった「メカデス。」が収録され今もなお太鼓の達人を代表するナムコオリジナル楽曲やゲーム音楽が収録されていたり、

クラシックではカルメンベートーヴェンの運命が収録されるなど太鼓の達人の歴史の中で一つの時代を作ったかのような作品である印象がある。

そしてこれ以降私は毎年のように家庭用の太鼓の達人シリーズを購入し遊んでいくことになる。

その話は次回。

 

 

 

*1:HEY!HEY!HEY!:1994年から2012年までフジテレビにて放送されていた音楽番組。

*2:マッピー:1983年に稼働開始したナムコアーケードゲーム。ニャームコによって盗まれた盗品を警官のマッピーが回収するというアクションゲーム。

*3:ファミスタナムコから発売されている野球ゲーム。

*4:リッジレーサー:1993年に稼働開始したナムコのレースゲーム。プレイステーションのローンチタイトルとして発売され人気を博した。

*5:鉄拳:1994年に稼働開始したナムコの3D格闘ゲーム。2024年に最新作となる「鉄拳8」がリリース。

*6:風のクロノア:1997年にプレイステーションにて発売されたアクションゲーム。2段ジャンプした際の「わっふ~」などといったファントマイル語と呼ばれる架空言語を代表とする独特な世界観が特徴的。現在では「風のクロノア1&2アンコール」としてPCやSwitch等現行機にて1と2を遊ぶことができる。

*7:ドンキーコンガ:2003年にゲームキューブにて発売された音楽ゲームドンキーコングシリーズの世界をベースに「タルコンガ」と呼ばれるコンガ型のコントローラーを用いて遊ぶ。のちに「ドンキーコングジャングルビート」というタルコンガを使用したアクションゲームが発売されたり現在では死にゲーとして知られる「SEKIRO」をタルコンガでクリアした人が現れるなど話題を集めている。

*8:ソフマップ:パソコン製品を中心に販売する家電量販店。

*9:源平討魔伝:1986年に稼働開始したナムコのアクションゲーム。通常の横スクロールアクションに加えキャラクターが大きくなるBIGモード、見下ろし視点の平面モードの3種類のゲームモードで構成されている。現在はアーケードアーカイブスにて配信中。