こんばん。piraです。
見えない障害
早速ですが本題に入ります。先週私はTwitterでこんなアンケートを取りました。
あなたは24時間テレビで精神障害・発達障害の方を取り上げてほしいと思いますか?
— piraさん (@pira365) 2018年8月22日
アンケートを取ろうと思った動機としては、「精神障害や発達障害等と言った見えない障害に対してはあまり触れられる機会が無い。こういった人達は蚊帳の外にしていいのか。」という意見をTwitterを見て、実際一般の人や当事者はどう思ってるのかと思ったです。こういった意見は24時間テレビ批判して騒ぎたいがたいがために呟かれるようなものもあると考えていますが、確かに(見えない障害を取り上げないことは)逆差別しているようにみえるなぁ……と感じました。
結果は面白いことに賛否分かれる形となりました。
肯定派の意見としては「身体障害だけしか取り上げられないのはおかしい」といった主張がメインでした。また、「発達障害等見えない障害で困っている人も多いので取り上げて欲しい。」という声もありました。
否定派の意見としては「感動ポルノのようにしてほしくは無い。」といった意見や、「一時的に注目されるのも困る。その時だけで消費されてしまう」という意見がありました。
自分としては取り上げられようが取り上げられまいがどちらでも構わないんですけれど、逆差別感はあるよなぁ……と思います。だからと言って取り上げろってうるさく言うのもそれはそれで鬱陶しいだけかなと思っています。
除け者にされているのでは……?
こういった見えない障害は身体障害等に比べれば目で見て分かりづらいのが大きな特徴です。
しかし、障害があると言っても分かってもらうことは困難です。
身体障害の方がテレビ的に見て分かりやすいというのもありますし、発達障害の人が苦手とすることなんて「普通の人と大して変わらないのにそんな当たり前のことができないの?」と茶化されて終わってしまいます。それぐらい見えない障害に対する認知が低かったりします。
結果的に障害者に対するテレビでのイメージが先行し、身体障害だけが障害であると思わせ、見えない障害については目にもしない状態になっています。
余談:就活してた頃の話
話は変わりますが、障害者雇用でも精神障害者の雇用義務化がなされたのは今年からですし、それぐらい精神障害や発達障害等の見えない障害の方にとって雇用枠というのは非常に狭き門ではないかと思います。
私自身が就職活動をしていた際は「アスペルガー症候群の人は4人に1人ぐらいしか就職できない」などといった記事を目にしたりもしました。働きたいのに働ける場所が少ないというのもおかしな話です。
しかも障害者雇用といっても見えない障害の場合は身体障害等の目で分かる障害よりも不利なケースが多くあります。(実際障害者雇用と言いながらも身体障害だけしか採用していないところもあるみたいですし……。)
それと障害者雇用は低賃金であることや障害者というレッテルを貼られる等障害に対してマイナスなイメージを当時持っていた私は、結局見えない障害があることは隠すべきものだと思い、就職をしました。
結果的に会社辞めることをなりました。(仕事よりゲーム優先してたこととか、職務以外のストレスとか二次的なものも色々抱えていたけれども……。)
自分自身障害があることを言うと迷惑がられるとか思っていたので、(会社を辞めた時は)どうしたらいいのか分からなくなっていました。
どう理解するべきか。
身体障害等に比べ、理解するのは非常に難しいのが特徴です。実際私も過去にTwitterで「piraさんはアスペルガー症候群には見えない。」なんて意見を貰ったことがあります。苦労しているという事が非常に伝わりにくいです。
しかし実際仕事をしてみるとコミュニケーションがうまく取れなかったり、仕事が上手くできなくてパニックを起こしたりと、障害が無いと言いながらも作業するのは非常に困難に感じました。
こういった人達が社会に当たり前にいるという事が認知されることが一番重要なことだと思います。
むしろ見えない障害の方が多いのではないかという状態だと思います。
こういった人達の声を聞かず、除け者にすること、それ自体が身体障害等よりも注目しなければ問題ではないかと思います。
だが、前述したとおり目で見て分からないので、所謂感動のネタにしづらいのは事実です。
そういう存在として考え、ステレオタイプなイメージを与えてしまうこと自体間違いではないでしょうか。
こういったイメージを変えるために常日頃から理解を深めることが大事であると私は考えます。
つまり何が言いたいかって言うと、24時間テレビの時だけ障害者に注目するんじゃねえよって事。