こんばんは。piraです。
さて、今日は2018年8月26日でございます。
いやー夏の終わりですね。
この頃になるとなぜか障害者が注目されるのが風物詩ですよね。
と、いうわけで。今日のバリバラの感想でも書いていこうかなーと思います。
今年のテーマ
今年のバリバラのテーマは「障害者はテレビを救う」です。
バリバラでは、視覚障害者や聴覚障害者がどうしたらテレビを楽しむことができるかということに取り組みました。(そのため、去年や一昨年のような直接的に喧嘩を売る感じには見えなかったと思います。というか24時間テレビに対抗している番組ではないんだけれど。)
実はテレビのバリアフリーの実験って以前にもやっていたんですよね。
この時は視覚障害者がスポーツの実況を聞いても理解できないことや知的障害者が字幕が読めずにニュースが理解できないことが取り上げられていました。
今回のテーマはそれを応用した形になったと感じました。
番組を見て
番組では次のようなことがなされていました。
・ほぼ全ての番組内容に手話通訳が付いている。
・普段の字幕とは異なるやさしい字幕
・副音声による解説
見ていて一番驚いたのがほぼ全ての番組内容に手話通訳がついていたことでした。普通の番組じゃあり得ないぐらい手話通訳がなされていました。
また、やさしい字幕も非常に分かりやすかったです。ただ喋っているものをそのまま字幕にする普段の字幕とは違い、要点や状況のみを字幕で表現しており、非常に分かりやすかったです。
これを強く実感したのがチャランポランタンさんの紹介の場面でした。その場面では出演者がチャランポランタンさんについて長々と説明しており、発達障害者の苦手とされる耳からの情報量が非常に多く自分自身もついて行くのが困難でしたが、要点だけを字幕で表してくれて非常に助かったなぁ~と思いました。
また、やさしい字幕ではお笑い芸人のネタをLINE風に字幕で表現したり、歌詞に楽譜を付け音程やリズムを目で分かるようにしたり、歌詞の中でも一番伝えたいことには赤字で強調したりと目だけの情報でも分かるように表現していました。
副音声による解説では盲目の落語家桂福点さんに状況を説明している様子が描かれていました。当事者が解説にいることは見ている側にも共感できる部分があるのではないかなぁ……と思いました。
じゃあ24時間テレビは……?
これらの障害者への配慮を考えると「24時間テレビで手話通訳をする場面ってあったっけ……?」「音楽が聞こえないからサライとかで盛り上がれない。」「マラソンやダンス等も耳だけじゃ分からない。」などと思いました。
障害者向けに番組を作るとなるとなると数多くの配慮が必要になるということも分かりました。
まあ24時間テレビがそこまで配慮をする必要があるかどうかは分かりませんが、
全ての人にとって楽しめるテレビの形はまさにバリバラのようなものだろうと思いました。
そういう意味で今回の実験は見る価値がありました。
さいごに
今回のテーマは視覚障害や聴覚障害をテーマにしたものですが、番組内で紹介されたツイートに「目が見えにくくなることや、耳が聴こえなくなることは老化によって起こりうることなので、この問題は視覚障害や聴覚障害等ではなく、将来的な問題でもある」という意見がありました。
これには自分も納得しました。高齢化が進むとテレビが見えなくなったり、聞こえなくなったりしてくるのは当然だと思います。
こういった配慮は障害者だけでなくやがては自分たちにも必要になるのではないかと思いました。