2020年10月9日。
長期でやっていたこち亀全200巻を読む企画。「毎日こち亀」が終了しました。
実は2020年から始めようと思ったこの企画なんですけど、始めようと思った当初は「200巻は年内では読み終わらないだろう」というのと、その当時銀魂が読み終わっていなくて「もし銀魂読み終えてから始めたとしてもかなりタイムロスしてしまう。」と思い、去年からクリスマスから始めていました。
そして日数を数えた結果290日。300日行っていなかったんですよね。
しかし、約1年って考えると大変でした。
体感として桃鉄*1を99年をやる以上に時間がかかったと思いました。(1巻読むのを1時間と換算しても200時間かかるわけですし。)
今回は完走した感想でも書いていこうかなあと思います。
毎日こち亀を始めたきっかけ
まずはじめに、この企画を始めたきっかけを話そうと思います。
2020年というと、東京五輪やFF7のリメイクが出たりシン・エヴァが公開される予定だったり……ととにかくお祭り的イベントが目白押しだったわけです。
そんな中で私も「2020年に何か記憶に残ることをしよう」そう思ったときに考えたのが「こち亀全200巻を読む」ということでした。
それこそ連載が終了した時から「こち亀って読んだことあるけど、どんな感じの作品だったっけ?」とか「近年の話に艦これ*2とかガルパンとか出てくるのは知ってたけど、こち亀全体として改めて読んでみたいな」と思うところがあり200巻全部読んでみたいなと思っていました。
コロナの流行
そして読み始めていくわけなのですが、今年は新型コロナウイルスの流行により、あらゆるイベントが無くなり、悪い意味で記憶に残る1年になってしまいました。
こうした事態を目にして「毎日こち亀をやめようかな」と思ったこともありました。
ですが、せっかく200巻まで読むと決めたのをこういった事情でやめるというのも中途半端な感じがして、やめずに読み続けました。
通勤中は本当に毎日こち亀のことを考えていた1年だったと思います。
そして両さんの笑顔を見ることが辛い世界から私に明るさを与えてくれて、支えとなっていました。
こうして200巻読んで最後の話を読むとやっぱり続けてよかったなと思います。
感想
200巻読んだ感想としてこち亀って本当にその時その時のトレンドをよく追いかけているなーと思いました。
190巻辺りで秋本先生がVOCALOID*3にはまっていたりするのですが、その時の秋本先生は60歳近くのおじいちゃんですし「よく最近の話題についていけるなぁ……」と感銘しましたし、艦これやガルパンに関してもそれこそ秋本先生がミリタリー関連に関心がある方なだけに話題にできたのかなあと思いました。(実際こち亀には戦車や戦闘機が出てくる回は多かったりする。戦車で公道走ったりとか)
40年間ずっとトレンドを追い続け、今でも時々こち亀の新作を出してはVtuber*4やDQウォークをネタにしたりと常に新しいものを追い続ける姿勢は素晴らしいと思いました。
そして現在もこち亀とは異なる漫画作品の連載を続けており、生涯にわたって漫画を描き続け多くの人を楽しませてほしいなあと感じています。
改めてこち亀200巻は長くて読むのも大変でしたが、その分ディープな話題を扱っていて驚いていました。本当にありがとうございました!
*1:桃鉄:ボードゲーム「桃太郎電鉄」の略称。99年はシリーズでプレイできる最大年数(近年の作品では100年遊べる)であり、大体25~30時間ぐらいかかる。
*2:艦これ:艦艇を擬人化したブラウザゲーム「艦隊これくしょん」の略称。
*3:VOCALOID:YAMAHAが開発した音声合成技術。2007年にVOCALOID2が採用された「初音ミク」が発売し、インターネットの動画投稿サイトにて彼女を利用した楽曲が投稿されボカロ曲という音楽ジャンルが生まれることに
*4:Vtuber:「バーチャルYouTuber」の略称。実在する人物ではなく、CGによって作られたキャラクターによって動画配信を行う動画配信者。