piraです。
今週は3連休、なんですが感染が増えてきて自粛を強いられる生活が求められて辛いです。
実際新潟の方はクラスターは出ていますけど、それ以外では大きな感染は見られていないので外へ出てはいけないのかと言われると少し困ってしまいます。(自分はもちろん対策はしていますが。)
あと天穂のサクナヒメ*1すごい人気ですよね。米作りがガチすぎてあれ見てるとなんか本好きの下剋上をダイマしたくなってきてしまう。
パピルス紙とか粘土板とかいろいろな知識を意識を生かして本を作る、それもなんだか農林水産省のHPを見て稲作の知識を学ぶ*2のと個人的に若干近いと思うんです。
なのでこういった分かりやすく説明してくれる作品が広がるのは増えれるといいですね。
本題
まあ長々と語ってしまいましたが……
さて、先日のバリバラが「障害者の自立生活」という自分にとって身近な話だったんですよね。
今回のテーマは「知的障害者の一人暮らし」というわけなんですけど、障害を持っている方で一人暮らしと聞くと実際イメージしづらい人も多いと思います。
本当に彼らが一人でちゃんと生活できるのか心配ですよね。
しかし、障害があろうと彼らも「自由に生活を謳歌したい」そういう気持ちはかなり強いんです。(自分もゲームをしたり自由に趣味を楽しみたいという動機で一人暮らしを始めたわけですし。)
なので彼らが自分の人生を全うできる。そういった環境こそが大事なのだと思います。
一人暮らしをしている障害者の割合
さて、番組では一人暮らしをしている障害者がどれぐらいいるのかというデータを出していました。それによると厳しい数値が出ていました。
ここで紹介された厚生労働省のデータによると、障害を持っている方で一人暮らしをしている人の割合というのが、身体障害者で12.2%、精神障害者(おそらく発達障害もここに含まれる)で18.6%、そして知的障害者はというとわずか3%。(出典:平成28年生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/seikatsu_chousa_h28.html)
この数字を見るからに明らかに低すぎる。特に知的障害者に関しては一人で生活をするというのが困難で多くの場合親や作業所からの勧めで施設やグループホームでの生活を選ぶケースというのが多いです。
なぜ知的障害者の一人暮らしが少ないのか
なぜそんなにも(知的障害者で)一人暮らしをしている人の割合が少ないのか。
番組では知的障害を持つ人の親や、彼らが通う作業所に「知的障害者の一人暮らし」について聞いていました。
すると次のような意見が出てきました。
まず親の声として
・家事全般を行うのが難しい(サポートがあればできる)
・一人ではなにもできない
そして作業所の職員からは
・一人暮らし自体できるわけがないと思っている
・どの作業所でも(知的障害者の一人暮らしは)無理と言われ、施設やグループホームに行くという道を勧める
と感じています。
つまり、「知的障害者が一人暮らしをしている姿がイメージできない」「一人暮らしはできない」と周りの人は考えているわけです。
知的障害者はなにもできない?
なぜそうした考えになってしまうのか。番組のMCである玉木幸則さんは次のように述べています。
「(周りの人たちが)知的障害があるからという理由で彼らに対して年相応の生活経験を積ませてこなかったから」
「そのために「あれもできない。これもできない。」と想像の域、先入観で思い込んでしまっているのだ」と述べていました。
もちろん彼らも全てができるわけではないです、ですが彼らができないからと言って彼らの能力を制限してしまうのは良くないと思いました。
実際自分も(発達障害ではあるが)これに近い感情を持っていたことがあり、それこそ一人で映画を見に行くのはどうかとか一人で県外へ旅行に行くのはどうかとか考えることはありました。(それが一人暮らしをしたいと考えるきっかけになったという話は何度かしたことがあると思うのですが。)
そして彼らに対して施設やグループホームという道を勧めるわけなのですが、もちろんそこに行けばある程度の生活は保障してくれるのでたとえ親が死んだとしても彼らが死ぬまで安定した生活ができるとは思います。
しかし施設やグループホームに行くということが本当に彼らが望む道なのかどうかと言われたらそれは本人にしか分からないですよね。
自分のしたいことができなくなるかもしれないですし、施設へ行ったとしても4年前の相模原市のやまゆり園の事件*3のように職員や元職員から酷い仕打ちを受けたりするケースもなくはないですしね。
だから先入観だけで彼らにできないできないと言わせるのではなく、実際一度やってみてそれでできなければヘルパーなどの手を借りて生活をするということをまずは親の方が彼らの気持ちを考えてみるのが大事なのではないかと思いました。
自分の一人暮らしについて
でまあ改めて自分の一人暮らしの話と照らし合わせてみて感じたことがまず「自分が何がしたいかを考えることが大事」ということです。
実際一人暮らしをしたいと思ったきっかけって「自由になりたかったから」なんですよね。
映画観に行ったりもそうなんですけど、それが障害があるからできない、危ないって言われると
「自分は障害があるからあまり自由にはできない」「でも本当は自分はやりたいことが沢山ある。そしてそれは(他の人は)できないとか危ないとか言うかもしれないけどやってみないと分からないよね」と考えるようにはなっています。(まあそれ以前はできないという先入観でマウントを取られ続けて辛かったんですけど。)
実際今かねてから欲しかったSwitchを手に入れてどのぐらいSwitchで遊んでいるかって言われると平日はみまもりSwitchで2時間に設定しているのですが、大体1時間前後しかやっていません。(休日は3時間ぐらい。)
それと家事全般も最初のころはあまりできなかったのですが、掃除に関しては毎回ヘルパーさんからも綺麗に掃除していると言われますし部屋が綺麗だと気持ちいいと自分は思っています。また料理に関しても主菜や副菜を考えた献立や買い物ができるようになりました。
なのでやってみないと分からないことって多いと感じていますし、その中で日々少しずつ自分は成長しているなーと思っています。
まとめ
というわけで今回は障害者の自立生活について語りました。
「障害があるからという理由で判断するのは良くない」と感じました。
自分の場合は他人の先入観というよりかは自分の思い込みな部分があるのですが、どうしても「障害者に〇〇はできない」という感情ってみんなあると思うんですよ。
しかし、自分が本当にしたいことが誰かの考えや思い込みによってできなくなるとしたらそれこそ「自分の人生は他人のもの」になってしまうんですよ。
「本当は自分も〇〇したいのに」って感情でイライラしてしまって他人の思い込みで制限されてしまったらそれこそ自分みたいに「自由になりたい」みたいに感じてしまう人は多いと思うんです。
だからこそ、彼らの自立生活をできないとか言って諦めさせるのではなく、できないことは手助けしつつも彼らが自由を謳歌できる環境を作ることが大事なのだと思いました。