就活解禁という事で発達障害者へのアドバイス的な何か。

ご機嫌よう。piraです。

3月1日。世間では就活解禁日……なんて言われたりしますが(今でもそうなのかな?就活事情ってここ最近ころころ変わってるみたいなので間違ってたらごめんなさい。)

発達障害者にとって就活というイベントは非常に辛いものなんですよね。

最近ではクローズ就労とかオープン就労なんて話も聞いたりしますし……。

今日は発達障害者は就活をどう生き抜いていったらいいのかについて語っていこうかなあと思います。

クローズ就労とオープン就労どっちがいいの?

まず、クローズ就労とオープン就労どっちがいいのか。

先に言うと私自身は「まずは自分で選ぶことが大事」だと思います。

自分の人生は自分で作っていきましょう。失敗してもいいからやりたいことをやりたいと思う気持ちを持った方が良いです。

これからの人生長いですし、クローズで働いて失敗したとしても、就労移行支援事業所*1ハローワーク等を利用することで復職をすることは可能ですし、クローズにするかオープンにするかはあまり気にしない方が良いと思います。

 

クローズ就労のメリット・デメリット

ここからは選ぶためのヒントになればいいかなと思ってクローズとオープンのそれぞれのメリットやデメリットを書いていこうと思います。

クローズ就労とは、簡単に言うと「障害があることを隠して就労すること

障害があるという事を人に言いたくないという人は結構いると思います。(私もどちらかというとなるべくなら言いたくないです。)

実際面接の場で発達障害があるというだけでほとんどの一般企業での就労は不可能と言ってもいいぐらい難しいです。(普通に仕事ができる人、言うならば健常者を求めているわけですから。)

とは言っても今の日本社会において、障害者であるということはそれだけで周りから下に見られてしまうとか、精神障害発達障害は身体障害と比べて目に見えず、そういった人は奇行を起こしがちであるという偏見が多い故に、生きづらい。その結果、隠さざるを得ないという状況が発生しています。

また、障害者雇用は給与が一般雇用に比べて低いことやパートでの雇用契約が多い等待遇としてはあまり良いとは言えない部分や、前述したように障害者というだけで低く見られてしまうようなイメージがあり、障害者雇用で働くのなら待遇の良い一般雇用が良いと考える人もいます。

しかし、バレたら解雇もしくは退職勧告という事が多いのが現実です。バレたら解雇になると聞いて「障害が理由で解雇になるのは不当ではないか」という意見が聞こえてきそうですが、企業側は一般業務をこなす能力があると考えて採用をしているわけなので、障害等により企業側が求める成果が出ない場合、解雇も考えられます。(一般雇用として採用するからには企業側も健常者と同等の能力を求めているわけですし。)

私の場合は「虚偽申告」という理由が一つの解雇理由としてあったのですが、おそらくは「一般雇用として求められる勤務態度が無いこと」が一番の解雇理由として大きかったのかもしれません。

障害者雇用で働いている現在の話

私は現在障害者雇用として働いています。オープン就労するにあたって、就労移行支援事業所とハローワークのサポートを利用することにしています。

現在、働く上で前職に比べて困りごとは少ないと感じています。職場の人とコミュニケーションがあまり取れていないと感じてはいますが、それでも多くの人が助けてくれる環境ですし、仕事が辛いと思う事は前職に比べれば少ないと感じています。

ただ、現状では経済的自立が難しいのではないかと考えています。

今私は障害年金を貰っているのですが、おそらく障害年金無しでは一人で生活するのは厳しいかもしれません、(特に年末やGW等出勤日が極端に少なくなる月は本当に厳しいと感じています。)

それと、自分はパートという立場上、数年後には雇用契約を切られてしまうかもしれないというリスクもあります。

そうなった時に、「発達障害は親亡き後自立することができるのか?」を考えたら不安になってきます。

一人暮らしをして、自立をしたいとは思うのですが、それにはまだまだ課題が多いです。

最後に

就活は今後の人生を決める大きなイベント。

その選択は非常に大変かもしれませんが、どんなことがあっても諦めずに夢にぶつかっていってください。

失敗しても、立ち直るチャンスはいくらでもあります。

皆さんの健闘を祈ります。

 

 

 

*1:就労移行支援事業所:障害のある人の就労をサポートする施設。様々な業種の職業訓練や生活スキルの習得を行う。