人生を変えたジャンルpart22:五等分の花嫁編

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pira365.hatenablog.com

先月、久々に人生を変えたジャンルとして魔法少女まどか☆マギカを紹介させていただいた。

その際、最後の方にて予告と称してpart22の執筆を発表させていただいた。

それからしばらくの間、私は長年の夢だったスプラトゥーンを手に入れることができ、現在はもっぱらゼルダよりもスプラトゥーンにのめり込んでしまっている。

そして、ついに私もコロナの陽性になってしまった。ここ最近の私生活の乱れもあるのだが、なってしまったものは仕方ないものである。(それ故に今回の更新が遅れてしまったことは申し訳ない。)

さて、今回紹介させていただくのは「五等分の花嫁」

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2017年から2020年にかけて週刊少年マガジンにて連載されたラブコメ漫画だ。

成績優秀だが貧しい生活を送っている主人公上杉風太郎の下に、とある金持ちの家から家庭教師のアルバイト依頼が届く、突然舞い込んできた高給な仕事を引き受けた風太郎の前に現れたのは彼と同じ高校2年生の5人の姉妹。そう彼女たちは「一卵性の五つ子」だったのだ。

そんな五つ子の教育を任された風太郎は彼らを全員高校卒業へと導いていく。

その中で五つ子たちは次第に風太郎へ恋愛感情を抱いていき、姉妹の間で複雑な関係が生まれたりもしつつ最終的には結婚というゴールに辿り着くことになる。

とまあざっとこんな感じの話なのだが、自分は最初はあまり読みたいという気持ちは無かった。しかし、最近になってある事情から原作を読みそこから色々とこの五等分の花嫁に対して思ったことを書きたいと思いpart22として書くに至った。

今回も例に倣って五等分の花嫁との出会いやら五人についての感想とかまあ色々書いていこうと思う。

なお、私自身原作を読み終えたのが随分と昔のことになってしまったこともあって正直記憶がやや薄れている部分もあることをご了承願いたい。

それでははじめよう。

五等分の花嫁との出会い

私が五等分の花嫁と出会ったのはおそらく連載当初だったように思える。

確かTwitterの広告かなんかで見たような印象があり、アニメ化以前の出来事だったように思える。

ただ、その当時の私には五等分の花嫁はあまり興味を持たなかった。

私が五等分の花嫁に対して最初に思ったことそれは(ファンの人には申し訳ないが)「おそ松さんの後追い」だった。

おそ松さんは2015年に原作者である赤塚不二夫先生の生誕80周年を記念して作られた「おそ松くん」の原作作品であり、6つ子のそれぞれが豪華声優陣、そして第1話での攻めっぷりなどが話題を呼び、主に女性を中心に人気を集めた作品となった。

この五等分の花嫁の企画を見た際、私はなんとなく男性向けのおそ松さんみを感じてしまったのである。5つ子という設定なんかまさにそうだと。(これを書く私も20代後半でターゲット層からはちょっと離れているというのもあるかもしれないけれど)

そして日常系作品がやや飽和状態になってきた感じもあり、(私が当時アニメをあまり見ていなかったこともあるが)なんとなく日常系作品はもういいよとも思っていた。

そんな私が五等分の花嫁に興味を持ったきっかけ。それが次女「中野二乃」の存在であった。

二乃という名前だけあってか私自身はじめは「へーあんたもニノっていうんだ・・・」と軽い目で見ていた。

というのもニノと言われたらファイアーエムブレム烈火の剣か嵐の二宮和也しか思い浮かばなかった私にとってここに来て新たな勢力が現れたかのように感じたのである。

しかも声優は竹達彩奈*1ときたもんだ。

そうとなれば嫌でも五等分の花嫁に関する話題は目にするようになる。そして私が興味を持ったのは原作が終わりに差し迫ったころ。コロナも落ち着いてきて「そういえば五等分の花嫁終わるらしいし全部読もうかな」と思いはしたのだが、リバウンドしたりなんかでネカフェには行かなくなったし、ハースストーンもゲーム性が大きく変わったり何より自分がやるゲームも一人用のものが増えてきたりと生活スタイルが変化してきてネカフェで漫画を読む機会は減り、五等分の花嫁に関しても読もうとは思いつつも読まないでいた。

そしてしばらく経った2月、Nintendo Switch Onlineゲームボーイアドバンスタイトルとして「ファイアーエムブレム烈火の剣」の配信が決定した際、「そういえば五等分の花嫁に中野ニ乃って女いたよな」と思い、配信が決まった際に読もうと思い至ったのである。

そして6月に配信され、私は原作を読むことになった。

中野家の5人について

さて、ここからはそんな中野家の5人について私が思った印象を語っていこうと思う。

ぶっちゃけ二乃に関しては事前の知識もまああるから結構語れるけど、まず5人について語らせていただきたい。

まず長女の一花(CV:花澤香菜)、なんというかあざといお姉さんキャラという印象だった。5人の中でえっちなことにもまあ関心があるというか。

そしてそれゆえの演技力からか、俳優としての素質を開花させていくことになるんだけどまあ5人中では大人という印象。

続いて次女の二乃(CV:竹達彩奈)、事前情報にて料理上手であることと所謂ツンデレ系の女であるということは知ってはいた。読んでいて思ったのが5人の中で一番個性が際立っている。もう出てくるだけでインパクトが強いぐらいにほかの5人より女子って感じがする。(ニノって名前のせいかもしれないけれど。)そして5人の中では一番の姉妹思いな気がする。というのも5人の中で最初の方は出番が多かったような気がするし、結構一花よりリーダー的に動いてた印象がある。

そして三女の三玖(CV:伊藤美来)、二乃とは対照的なクールなダウナー系で、最初に思った印象はエヴァ綾波レイとかハルヒ長門有希みたいなポジションだった。(実際キャラ投票でも1位を獲得した経験がある。)

ただ、ダウナー系故にシャイなところもあり、それ故に姉妹の中では切ない恋愛感情を持ちつつ姉妹と力を合わせて自分を開いていこうと努力する様は好きだ。

四女の四葉(CV:佐倉綾音)、この子の第一印象はアホ、バカ。というか彼女のせいで姉妹全員勉強ができないという状態になったともいえよう。

ただ、バカゆえにパワーだけは姉妹の中で一番であり、トラブルを起こすこともあるけれど風太郎の力も借りつつなんでもこなしてしまう力を持っている。

最後に五女の五月(CV:水瀬いのり)、主人公の前に最初に現れる姉妹ということもあり第一印象は「正統派ヒロイン」

主人公含め姉妹に対しても丁寧な口調で喋り、五月との業務的なやりとりも多いことから、5人の中でも一番風太郎に近いつながりを持っていると思われる。

そしてこの5人の中の誰かと結婚をすることになるのだが・・・予想は見事に外れた。

誰と結婚するかは是非とも最後まで読んでいただければと思う。私が思った第一印象も参考がてらに予想してみるとよい。

中野二乃というおもしれー女

さて、ここから中野二乃についてもう少し語らせていただきたいのだが、原作を読み終えて彼女に対して抱いた感情は「おもしれー女*2」である。

先ほども出てくるだけでインパクトが強いと紹介させていただいたのだが、それだけでなく、序盤でのラッキースケベ*3とか姉妹が恋愛感情を持っていることに気づきだすと突然「フー君」と呼び出したり。

頭の中でFEの方のニノがちらつくせいというのもあるのだが、5人の中で奇抜な行動に出ることも多いせいで「へー、おもしれ―女」と思いながら読み進めていることが多かった。

そして原作を全部読み終えたときやはり5人の中で一番好きなのは二乃だった。

他の子ももちろん好きだけれどインパクトが強かったこととおもしれ―女、それが決定打だったといえよう。

さいごに

というわけで五等分の花嫁編いかがだっただろうか。

まずは随分とお待たせしてしまったことを謝罪せざるを得ない。

一部のファンからは「お前本当は人生が変わったというほど好きじゃないだろ」とか言われたりもしたこともあったが、あくまでもこの企画は自分が好きなものを語るだけのものであることをご了承願いたい。

そして現在五等分の花嫁は夏休み編を基にした五等分の花嫁∽が放送されただけでなく、9月7日にはNintendo Switch/PS4/PS5向けソフトとして「五等分の花嫁~彼女と交わす五つの約束~」の発売が予定されている。

5hanayome.mages.co.jp

こちらのゲームではなんと5人の姉妹全てとの結婚ルートが用意されているなど原作のその後やifを描く作品となっている。

原作は終わったけれどもアニメやゲームなど様々な作品で楽しめる一作なので是非とも観てみてはいかがだろうか。

次回の人生を変えたジャンル

さて、人生を変えたジャンルpart22もこれで終わりとなるのだが

実は現在part23を予定している。

そのテーマは「グラディウスⅢ~伝説から神話へ~」

これは随分と前から書くことを予定してはいたのだがこの人生を変えたジャンルの連載が止まってから私の頭の中から消えており、今回ある実況者のFIFAW杯優勝をきっかけに思い出したものである。

今回の五等分の花嫁編のように下手に長引かないようにしつつ、10月を投稿予定として執筆を進めていこうと思う。(ご褒美スプラも程々にしつつ)

さて、これにて人生を変えたジャンルpart22はおしまいとなる。

お疲れ様。

*1:竹達彩奈:代表作は「けいおん!」の中野梓、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」(高坂桐乃)など。夫は同じ声優の「梶裕貴」(代表作は「進撃の巨人」のエレンなど)

*2:おもしれー女:フィクション(特に乙女系作品)における男性キャラが女性主人公やヒロインに対して抱く感情。文字通りおもしれ―女であるパターンもある。

*3:ラッキースケベ:たまたまなってしまったエッチなシチュエーションのこと。原作では風太郎が二乃に対して倒れてのしかかったような形となり、一時出禁になることもあった。