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人生を変えたジャンルpart8。
今回のテーマは「ラーメン二郎」
ニンニクやヤサイが山のように盛り上がっていることで有名なラーメンだ。
私もラーメン二郎は大好きで大学時代にはインスパイア*1や本家にはよく行っていた。
最近は(コロナの影響ももちろんだが)外食の機会というものが少なく、二郎へ行くことは少なくなりつつはあるが、時々「二郎に行きたい」という感情が沸きあがってくることがある。(特に外出自粛の今だからこそ行きたくなりつつあったりする。)
今回もいつものように私とラーメン二郎の出会いを始め、ラーメン二郎の魅力について語っていこうと思う。
ラーメン二郎との出会い
私がラーメン二郎を知ったのは大学生の頃だった。
Twitterのオタクたちがみんなしてヤサイマシマシ*2なラーメン二郎を食べているのを見て、「みんな山盛りが好きなんだなー」みたいな雰囲気を感じていた。
その当時の私はどちらかというと少食気味な人間で、山盛りのヤサイを見ては「これは自分には食べきれるのだろうか……?」と思い悩むことが多々あった。
しかし、そんな思いがありつつも、「一度でいいから食べてみたい」という感情があったが、その当時新潟には本家二郎が無くインスパイアとなるラーメンイエロー*3が立地もあってか大学生を中心に人気を集めているというのを知った。
ということでラーメンイエローを訪れる。初めて訪れた時は「二郎と言ったらヤサイマシ」みたいなイメージがあって、ニンニクとヤサイをマシで頂いた。
初めてのイエローは無事完食をすることができた。
とはいえかなり腹に来たこともあり食べ終わった時の感想として「もう二度と二郎系は食べない。」と後悔の念だけが強く残っていった。
しかし、そんな後悔も今では段々と薄くなってきている。
ジロリアンになる。
初めてイエローを食べてしばらくしたある日、私の中で再び「イエローが食べたい。」という感情が沸きあがってきた。
「もう二度と二郎系は食べない。」と決めたのに頭の中では「ニンニクヤサイマシって言いたい」という感情が支配していたのである。
そんなわけで2回戦に臨んだのだが、その2回戦ではなんと残してしまった。
「二郎を残す。」これは一部界隈ではギルティ*4と言われており、ヤサイをマシたからには責任を持って全部食べなければいけないという意思に反する行為だと思った。
そういったこともあり「やはり俺には二郎はきつい。もう二度と二郎にはいかない。」という後悔が残った。
しかしそれから数日後……なんとイエローに行っているのである!
なんということだろうか。二郎系はもう食べないという自分を惹きつける中毒性が気が付いたら支配していた。
それ以来私は二郎系ラーメンの虜。通称「ジロリアン」になってしまった。(もちろん残さない。)
それからというものの、イエローへは何度か足を運び、2016年頃に新潟に本家二郎がやってきてからは、本家二郎でよく全マシを頼むようになっている。
二郎の魅力
二郎系といえばヤサイマシマシというのもそうなのだが、太麺、スープ、豚どれをとっても中毒性があるのが魅力だと思っている。
あの中毒性は他のラーメンには絶対に出せない。ラーメン二郎ならではの味だ。
現にジロリアンの間では「ラーメン二郎はラーメンにあらず。二郎という食べ物なり。」という名言が言われるように、二郎だからこそあのボリュームと味があるのである。
だからこそファンが多く、最初は「二度と食べるか」と思う人でさえ虜にしてしまうのだ。
二郎に映えを求めるな
そんなラーメン二郎なのだが、最近一つ悲しいニュースが流れてきた。
それは、ラーメン二郎亀戸店においてマシマシ禁止令が出たのである。
お世話になってます。ラーメン二郎亀戸店からのお知らせです。 pic.twitter.com/8J0T9n35lj
— ラーメン二郎亀戸店 (@jiro_kame) 2020年3月14日
これはマシマシを頼んだけれど最終的に残してしまう。という人が増えてしまったのだ。
私個人の偏見だが、マシマシを頼む人というのは「二郎という食べ物を本気で喰らう人」と「二郎に対して映え*5を求める人」の2つに分かれると思う。
これはラーメン二郎に映えを求める人が「二郎ってヤサイマシマシのあれでしょ?」
という軽い気持ちで二郎に入ってきてしまうことが生まれた弊害なのだろう。
二郎が一般に認知されることは良いことなのだが、「何も考えずにとりあえずマシマシと言っておけばいい」と言う人が増えてしまい、結果的にマシマシが好きな人間にまで影響を与えてしまっている。
これは二郎に限らずなんでも「映え」を求めるせいで、フードロスというのが問題視されている。
映えにばかり目を向けず、二郎の本来の味を味わってほしい。それと食べきれない量を注文しないことを心掛けて欲しい。店と客に迷惑をかけるな。
さいごに
というわけでラーメン二郎編、いかがだっただろうか?
コロナ自粛で外食の機会が少なくなりつつあり、二郎にも行きづらくなっているが、
収束したら一度でいいから二郎には行ってみて欲しい。
二郎に来たからにはヤサイマシを……とは言いたいが、ちゃんと食べきれる量を注文して、二郎をかみしめて欲しい。
*1:インスパイア:オリジナルに影響されて、真似すること。本家が出店していない地方においてはインスパイアが人気を博すこともある。
*2:マシ:ラーメン二郎においてトッピングの量を増やすこと。ヤサイ、ニンニク、アブラ、カラメ(スープの濃さ)をマシまたはマシマシと伝えることで調整できる。調整のタイミングは店員の「ニンニク入れますか?」という合図で、このときに「ヤサイマシマシニンニクアブラ」などと伝えることによってトッピングの調整を行う。
*3:ラーメンイエロー:新潟発祥の二郎系インスパイア。新潟大学前駅から徒歩で5分ぐらいの距離にあり大学生が多い立地にある。二郎系インスパイアでありながら東京の秋葉原や新宿御苑にも店舗があったりする。
*4:ギルティ:英語で罪を意味する。二郎界隈においてはお店や客に対して迷惑な行為を行うものをギルティと称して処罰する。
*5:映え:写真に対して魅力を求めること。写真投稿型SNS「Instagram」の流行により映えを求める人が増え、インスタ映えと言う言葉が生まれるまでに。